生脈散

 気力体力を回復させ中国でも飲む点滴と言われる、夏用の玉屏風散『生脈散』ができました。

 

 人参、五味子、麦門冬の三種の生薬からなり、気力を高め体を潤す作用がある生薬で構成されています。腎臓から作られる陰という力(体の中の保つ力)、生命力を補ってくれます。

 

 夏は汗をかき、体内の水分が少なくなります。 特に腎臓が弱ってくる40代から60代の方は、生活は熱っぽいのに、体をうまく冷やせない陰虚の状態になりやすいです。 体の熱を覚ます為には尿か汗で体を冷やしますが、腎臓の働きが弱いと汗で体を冷まそうとし汗をかきます。

 

 生脈散は腎臓の働きを強くし、尿量を増やす事で汗をかきにくくして、体を潤わせ元気にする作用があります。 ただし、人参は副作用としてほてりが強くなる事があるため、首から上があつくなるような時は内服を控てください。

 

<内服方法>

朝夕食前1包ずつ (症状の強い時は1日3、4包ご内服ください)

 

<構成生薬>

人参(ニンジン)、五味子(ゴミシ)、麦門冬(バクモントウ)

 

 

生脈散をおすすめしたい方

 

・気を高めてくれる

 

・乾いたが咳がでる

 

・汗を抑え、体を潤す

 

・保陰作用がある

 

・夏バテの方

 

 

 玉屏風散をおすすめしたい方

 

・気の流れをよくする

 

・痰が絡む咳がでる

 

・冬になり軌道系が弱っている

 

・免疫力を高める(ウィルス感染に対してつよくなり、アレルギー反応を抑えてくれる)

 

・肺の力を強め、腸の働きを手伝う

 

 

 

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こちらの漢方は医薬品のため、お求め希望の場合は医師の診察が必要です(「花粉のしおり」「自然塩」は除く)。「ご利用ガイド」をお読みになり、お手続きをお願いいたします。