清心茶

 嫌なことや人、出来事というものは、探そうと思えば無限にあるものです。嫌な人は探し出せばいくらでもいるし、嫌なことは想像すればいくらでも出てきます。ただし、それはすべて「自分が見ている」もの、自分自身が悪いところ探しをしている対象なのです。そうしたストレスの原因を外部に求めている限り、そのストレスが解消されることはありません。大切なことは、悪いものを探してしまっている自分自身の「」の方向を変えることにあります。東洋医学では、それを調節している臓器が、「肝」であると考えられています。

 清心茶は、肝の働きを助けます。竜骨や牡蛎といった重い生薬は、頭に向けて上ってしまう気(肝陽上更:カンヨウジョウコウ)を下の方向に向け、高ぶる気持ちを抑えてくれます。入眠障害などがある方は、一日中、もしくは夕食以降などに清心茶を服用しながら、就寝前のスマホなどの覚醒作用があるブルーライトを避け、月のあかりやろうそくの火などの自然の光を取り入れましょう。菊花は目のつかれにも効果的です。


内服方法▶

 

<構成生薬>

竹葉(チクヨウ)竜骨(リュウコツ)牡蠣(ボレイ)薄荷(ハッカ)合歓皮(ゴウカンヒ)菊花(キクカ)

 

 

清心茶をおすすめしたい方


・イライラや焦りがある方


・興奮状態があり、入眠がしにくい方


・生理前にイライラしてしまう方


・他人や自分の「悪いところ探し」をしてしまう方

 

 

 

 

 

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