内服方法

ORAL METHOD

様々なシーンでお楽しみいただける
おすすめの内服方法をご紹介いたします。
自然の恵みに感謝しながらお好みの方法で
お楽しみください。

従来の煎じ方

これは、本来の漢方薬の内服の仕方です。効果は高まりますが、手間はかかります。

  • 土瓶などに500〜800ml程度の水に自整茶を入れ、10分程度水に浸します(省略可)。

  • その後、中火で30〜40分程度煮立て、水の量が半分ぐらいになるまでせたものを1,2回に分けて空腹時に内服します。

効果を高めたい場合は一回に2袋の自整茶(この場合水は600〜800ml程度)を入れて、症状を観察しながら内服してください。効果が強すぎる場合は水などで薄めて、冷蔵庫に保存し、翌日内服するのも良いでしょう。煎じるやかんは鉄製のものではなく、土瓶などが良いです。

お茶会バージョン

自整茶はお友達やご家族と一緒に内服してもお楽しみいただけます。副作用が出ることは非常に少ないですが、異変を感じるようであれば、内服を中止していただければほとんどの場合、問題は生じません。

  • 急須に1〜2袋程度の自整茶を入れ、お湯を注ぐ。

  • 20分程度後に、急須をゆっくりと混ぜて茶碗に半分程度注いで一煎目を味わってください。ここでお湯を追加しても良いです。

  • 二煎目はそこから10分程度が飲みごろです。急須をゆっくりと混ぜながら、二煎目を注ぎます。

  • その後は、お湯を注ぎ足して、何度でも一日中お楽しみいただけます。

茶碗を先に温めておくと、よりおいしく飲めます。余裕があるときは、自然の恵みに感謝すると一層おいしくなります。おいしく何杯でも飲めますが、水の飲み過ぎにはご注意ください。飲み過ぎてしまった場合には、自然塩を自整茶に加えても、効果的です。再生自然塩や化学塩ではなく、日本の海水で天日干し・平釜の自然塩を推奨します。「海の精」という塩は、信頼できる天然塩としておすすめしています。自然塩はもともと腎を補う漢方薬でもあり、熱の不分配を是正し、利尿を促します。人類茶・巡血茶などは塩が合います。

タンブラーで整えるバージョン

煎じた方が効果は高いですが、1日かけて仕事や行楽の間に、1日かけて内服しても効果が出ます。冬の珈琲は体を冷やしてしまうので、自整茶に代用すると健康的です。自整茶1パックで1L〜1.5L程度の内服が可能です。

  • 朝、タンブラーに入れられた自整茶にお湯を3分の2程度注ぎます。

  • 15分程度置いたあとに、タンブラーの蓋を閉めた状態で、ゆっくりと混ぜます。(内容物が漏れることもありますが、それを内服してしまっても問題ありません)

  • さらにお湯を注ぎ足して、一日中お楽しみください。

自整茶の種類にもよりますが、宵越しのお茶は、鮮度が落ちてしまうので、12〜24時間程度で茶葉を変えたほうが良いです。

水出しバージョン

夏などは水出しという方法もあります。効果はお湯出しより劣ることもあるので、煎じたりお湯を注いだものを冷ましてから、冷蔵庫に保存をしておいて内服するという方法もあります。

  • 1〜1.5L程度の水に、自整茶を入れて、1時間程度常温で抽出する。
    (最初にお湯でも構いません)

  • その後、沈殿した色が全体に均一になるように混ぜて、冷蔵庫へ入れる。

  • 氷などはなるべく入れずに、1日かけてゆっくりと飲む。

お好みで自然塩や、ライム・レモンなどのハーブや果汁を入れても良いです。

服用後の楽しみかた

当院の自整茶のパックは土に帰るものなので、お風呂や肥料にもできます。浴槽に長く入れすぎると、色がついてしまう可能性がありますのでご注意ください。また、肌の弱い方は、症状を見ながらご使用ください。

  • 1日を通して自整茶を楽しまれたあとには、それを湯船にいれて、漢方風呂を楽しむこともできます。

  • 自整茶のパック素材は、土に帰る布敷布のため、花壇などに埋めることで肥料にもなります。ただし、虫や鳥などが集まってしまうこともあるためご注意ください。

毎日ではない場合は、使用済みの自整茶をジップロックに入れて、冷蔵庫にストックしておけば、より高濃度の漢方風呂を満喫することができます。ただし、皮膚の弱い方で、肌の異常を認めた場合には、その自整茶の入浴使用をお控えいただけますよう、お願いいたします。