瞑眩(メンゲン)について

 漢方薬を内服し始めると、一時的に副作用のような症状が出ることがあり、「瞑眩(メンゲン)」と呼びます。

この症状はその漢方が患者さんにとって良いものである好転反応であることがあります。当院における頻度はおおよそ1%程度です。


 典型例では、内服直後から1週間以内にこの好転反応が出て、その後も内服を続けていると体調が改善していきます。この反応が出た場合は、その漢方薬が、からだに合っていることが多いです。

ただし、1週間以上続く場合は、瞑眩ではなく副作用の可能性もあります。そのような副作用だと感じた場合は、思いあたる漢方薬をご自身の判断で中止していただき、症状の改善があった場合は、さらに1週間程度してから中止していた漢方薬を再開してみてください。

それでも同じ症状が続く場合は、その漢方薬の内服を中止し、当院を再度受診していただくか、お問い合わせください。