16 半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)
のどのつまり・痰・咳
不安・息苦しさなどの
気滞症状をとる漢方
<ポイント>
① 梅核気と言われるような、のどに何かがつかえているような異物感をとる漢方薬。
② 風邪で痰がからむときなどにも用いられる。
③ 体力が中程度の人の不安神経症、不安感にも使われる。咳、しわがれ声などがあるときにも。
④ 精神的な不安や緊張にもよく用いる。
⑤ 高齢者の嚥下障害などにも使われ、強いつわりにも用いることがある。ただし、つわり予防には用いないこと。
<配合生薬>
半夏(ハンゲ)、茯苓(ブクリョウ)、厚朴(コウボク)、蘇葉(ソヨウ)、生姜(ショウキョウ)