• 「水」について:水滞(スイタイ)

       東洋医学の考え方の一つに「気血水」という考え方があります。  からだ全体にある「水」を、別名「津液(シンエキ)」と呼びます。  夜になるとトイレに行く回数が減ること...
  • 陰虚について

       気血水とは少し違う考え方として、体内の陰陽があります。 「陰」というものは、主に腎でつくられる目に見えるもの、つまり血液やリンパ液・組織液のようなものを「保つ力」のこ...
  • 睡眠について

     人間は人生の3分の1の時間を睡眠に費やす生物です。睡眠は食事と同じくらい重要なもので、その効果はどんな薬物でも補いきることはできません。 心身に突然起こる不調は、まず「食う...
  • 呼吸について

     日本人と中国人しかしないと言われていたマスクも、最近では西欧人でもマスクをしている人が増えてきました。しかし、これまでの多くの実験結果では、マスクには感染予防効果がなく、...
  • 塩について

     自然塩の摂取による効能はさまざまですが、東洋医学では腎の機能を改善し、にがり成分のK, Ca, Mgが、尿量を増やして体内に蓄積した「熱」をとってくれます。  よく聞かれ...
  • 塩がなぜワルモノにされてしまったのか

     西洋医学の世界では、塩ほどのワルモノはないかのように、「塩を減らしてください。」と言われます。塩は本当に悪いのでしょうか。    結論から言うと、塩はもともと漢方薬にも使...
  • 塩の選び方・とり方・楽しみ方

     人間にとって生命の源でもある塩をとるということは、人間の野性と情報を考えるうえではとても良い訓練になります。正確で詳細な「情報」と、自分に備わっている「野性」で塩をえらび...
  • 自律神経失調症とは

     西洋医学は診断学と言っても過言ではありません。EBM(Evidence based medicine:証拠に基づく医学)と言われるように、証拠のない医療は行ってはならない。...
  • こころとからだの「熱」について

      世の中のすべては陰陽の法則の上に成り立っています。月と太陽、女性と男性は陰陽の象徴です。人間のホルモン分泌は、睡眠や覚醒の時刻に関わらず、陰陽の光や音のリズムに同期してい...
  • 怒りについて

    「怒り」がよく含まれる人は、 ①「怒りは百害あって一利もない」ということを知りましょう。②「怒りというものは自分が作り出しているもの」で、その背景には「自分は正しい」という...
  • 妊婦さんについて

     妊娠の可能性がある方は、下記の生薬が含まれている漢方薬はあまり推奨されていません。基本的には瘀血や気滞に対する生薬ですが、妊娠初期のつわり(悪阻)の症状に対しては、気滞の...
  • 気滞・肝気鬱結

     気の流れを調整する肝臓は、ストレスやアルコール、ホルモン剤、動物性脂肪、生理などによる影響を受けやすく、肝臓が失調すると、気の流れが悪くなる「肝気鬱結(カンキウッケツ)」と...