45 桂枝湯*(閲覧専用ページ)
からだが弱い虚証の人の風邪の初期
鼻水とくしゃみの症状にも用いる
風邪が長引いてじんわりと汗をかく状態にも用いる
<ポイント>
① 主薬の桂枝は麻黄より辛温解表作用がマイルドで、発汗を助長しすぎず、芍薬によって津液を補っているため、虚証の人にも長く使える。そのため普段から汗をかきやすい虚証の人にも長く使える。
② 「葛根湯」と違い、体力がなかったり、胃腸が弱かったり、あるいは日頃から疲れやすくかぜをひきやすいなど、病気を体の外へ追い出す力が弱い「虚証」の人や高齢者に向く薬。風邪が長引いて体力がない時にも良い。
③ 頭痛、寒気、発熱(主に微熱)、のぼせ、軽いうなじのこわばりや体の痛みなどの症状があり、皮膚が自然に汗ばむときに用いられます。
「虚証」の人は体温が上がらないで自然に汗をかき、熱があっても顔色が悪いことがあります。
<配合生薬>
桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、大棗(タイソウ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)
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