最先端の医療

 音楽は本来、音楽家のいないところには存在しませんでした。1877年に、トーマス・エジソンによるアナログ・レコードの発明によって、録音技術というテクノロジーが到来し、音楽は音楽家のいないところにも存在できるようになりました。音楽は、個人的なものとしても楽しめるようになり、その存在価値や意味が大きく変わりました。このことは、音楽史上、音楽のあり方を決定的に変えた革命的な出来事です。


 医療界にも、この録音技術と同じような革命的なことが起こっています。それが煎じた漢方薬の上清成分を顆粒状にしたエキス製剤や、当サイトで処方される自整茶です。本来の漢方薬は、医師の診察と処方を受けて、薬剤師が何種類もの生薬を配合し、自宅に帰って30分以上煮込んでから、やっと飲めるものでした。手間も費用もかかり、今のように誰でも気軽に飲めるものではありませんでした。ところが今では、葛根湯という2000年以上前の薬も、薬局で簡単に購入でき、家にも備えておくことができ、30秒もあれば、飲むことができるようになりました。つまり、医師がいないところでも、医療が存在できるようになったのです。こうした自分で自分の心身を整えることができる医療は、世界中の医学を見ても、そう多くはありません。


 当サイトの自整茶は、本来の漢方薬である生薬をそのまま用いて、従来のエキス製剤からさらに進化した、自分で自分を診て、自分で整えるために、自宅で楽しみながら飲めるお茶として調整された「薬」です。モータリゼーションの発達と、インターネット技術の進化により、「未病(未だ病ならず)」の状態から、自分で調整するための最先端の医療だと考えています。