しおのしおり

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★近日発売予定★

 

 「減塩」は本当に正しいのか?――塩の誤解を解き、からだとこころを取り戻す一冊。

 

 本書『しおのしおり』は、西洋医学と東洋医学を統合する現役医師が、20年にわたる臨床経験をもとに書き上げた、「塩」の本当の力と可能性を伝える渾身の書です。

 

 私たちの身体にとって「塩」とは何なのか。なぜ世界の医療は塩を悪者に仕立て上げてしまったのか。自然塩と精製塩の違いをはじめ、塩が体内に及ぼす影響、誤解された歴史、塩味療法の実際まで、医学的な視点と東洋思想の両面から丁寧に解説されています。

 

 特に注目すべきは、塩が「腎」の働きを助け、冷え、夜間尿、朝の不安感、更年期障害、花粉症など現代人が抱える慢性症状に対して、即効的かつ根本的な改善をもたらす可能性を秘めているという点。治療のためだけでなく、誰もが日常の中で「症状」と「味覚」という自分自身の感覚を手がかりに、自然塩を用いたケアを始められる実践書でもあります。

 

 「塩は次元の違う食べものだ」と語る著者が、なぜここまで塩にこだわるのか――それは、塩こそが“情報”に惑わされた私たち現代人が取り戻すべき「野性」と「生命力」への入口だからです。すべての人に読んでほしい、“医療と食”に関する常識を根底から覆す一冊。減塩に疑問を感じたことがある方、冷えや不定愁訴に悩む方、もっと自然な形で健康になりたいと願うすべての方へ。

 

 

[こんな方におすすめ!

健康のために減塩しているが、体調がすぐれない方


・冷え性・朝の不調・夜間尿など慢性的な症状に悩んでいる方


・自然療法・漢方・東洋医学に関心がある方


・健康診断で高血圧とされ、西洋薬の継続使用に不安がある方

「自分にとって本当に必要なものは何か?」を体の声で見つけたい方


・塩分の摂り方や種類の違いについて正しく知りたい方


・医療の情報に疑問を感じており、野性や感覚を取り戻したいと感じる方

 

 

目次


■ はじめに

風邪とは何か/なぜ西洋医学は風邪が苦手なのか

 

■ 第1章 塩についての3つの誤解

① 塩は他の食べものとは次元の違う食べもの

② 塩にもいろいろある

③ 科学的なデータの盲点を知らない

部分と全体

医療と経済背景

化学塩 + DASH 食 ≒ 自然塩

 

■ 第2章 塩の使い方と効能

塩は何をしてくれるのか

一番信じるべきもの「症状」と「味覚」

自然塩のとり方

塩の効能

自然塩の選び方 < 身土不二

おすすめの塩

塩の見極めかたや価格

塩のすごいところ

塩の副作用

 

■ 第3章 東洋医学の塩

東洋医学における塩の役割

生命力の貯蔵庫「腎」

水と熱を司る腎の陰と陽

 

■ 第4章 一日二食のすすめ

現代人の食養生で一番乱れているもの

人間本来のリズムは「1 日 2 食」

現代生活における二食生活

遅い食事の弊害

食養生への応用

 

■ 第5章 なぜ塩にこだわるのか

科学の中で、なぜ塩が悪ものになるのか

研究に必要な経済

なぜ塩にこだわるのか

 

[本文要約]

 本書は、西洋・東洋医学双方の知見をもつ医師が、「自然塩(海の精など)」の効能と必要性を、臨床経験を交えながら語る実践的な医療エッセイである。

 

 著者は20年以上の医療経験から、「塩=高血圧=悪」という現代の常識に強い疑問を抱き、自然塩こそが最も即効性があり、安価で、安全な“最高の漢方薬”であると断言する。

 

 塩は地球規模の循環の末に生成される“次元の違う食べもの”であり、人間の体液や羊水の塩分濃度にそのルーツを感じることができる。ところが、西洋医学の研究は主に「精製塩(ほぼNaCl)」を対象にしており、自然塩との本質的な違いを無視した実験により「塩は悪」と結論づけられてしまった歴史がある。

 

 特に1950年代のメーネリー博士やダール博士の研究が、塩害のイメージを強く植え付け、以後は一律の減塩政策が世界的に推進されてきた。しかし、同時期の日本は世界一塩を摂取しながら、世界最長寿でもあったことは、科学の「部分」と「全体」の見落としを如実に物語っている。

 

 つゆくさ医院では、起床時・就寝前に自然塩3gを湯や水に溶かして飲む「塩味療法」を実施し、多くの患者の冷え・夜間尿・朝の不安・朝の不調・花粉症・更年期障害などに改善がみられている。重要なのは、エビデンスやデータよりも、自分の「症状」と「味覚」を信じること。身体の声は常に変化しており、それに応じて塩の摂り方も調整されるべきだという。

 

 また、本書では東洋医学における「腎」と塩の関係についても深く語られる。腎は生命力の貯蔵庫とされ、その機能が老化や成長、生殖、骨、脳、耳、髪などの全身に関わるとする。塩はその腎を補い、心身の陰陽バランスを整える中核的役割を果たす。

 

 加えて著者は、「1日2食」生活の推奨と、夜の糖質制限を主張する。太陽と月のリズムに合わせた食生活こそが、人間本来の体内時計に適合し、夜間尿や冷え、朝の不調を改善する鍵であるとする。遅い食事が腎の働きを妨げ、逆流性食道炎や気滞などの不調を引き起こすことも丁寧に解説されている。

 

 本書の核心には、「大きな組織の出す情報を無批判に信じるのではなく、自分の身体感覚に立脚した“野性”を取り戻すこと」の重要性がある。塩をめぐる医療の誤解や風評から解き放たれ、自分自身の体と対話しながら食養生・生活習慣を整えていくことが、現代人に求められているというメッセージが込められている。

 

 

 

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*こちらのしおりは配送料が全国一律230円となります。(しおりのみのご購入に限り:1度に4冊まで。それ以上の場合は宅配便となります。製品の組み合わせにより、230円のままの場合もあります。)