西洋医学と科学の現場にいながら、漢方の効果に魅了されたつゆくさ医院院長が、東西の医療の長短を考え、日本における健康について綴られています。

目次

第１章　東西の医学の「いま」

1 健康とは何か
2 東洋医学って効くの？
3 適切な医療の割合
4 「病の意味」を知る
5 自分を変えるきっかけ
6 科学の「位置」
7 謎が深まる「免疫学」

第２章　人間にできることできないこと

1 対症療法をちゃんと知る・ちゃんと使う
2 西洋医学の多くが対症療法である理由
3 人間にできることできないこと

第３章　東洋医学を知る

1 東洋医学の考え方と診察法
2 問診：気の量と流れを知る
3 「気」＝「川の水」
4 「血」＝「土地の栄養」
5 「水と陰」＝「大地を潤す水」
6 飽食の時代が生んだ「水湿、痰飲」
7 舌診：腸に繋がるベロが示すもの
8 脈診：ストレス具合もわかる脈診
9 腹診：和漢で用いられる腹の顔

第４章　食事について

1 医食同源「あなた＝食べているもの」
2 食事の理論に正解はない
3 食材について
4 大きな誤解
5 良い食事の方法
6 世の中の諸問題の根本が食事にあるということ

第５章　心について

1 健康な精神と健康な身体の関係
2 認知行動療法
3 負のループ
4 「怒り」の治め方

第６章　環境について

1 美意識の重要性
2 落ち着きの重要性
3 アンビエント・ミュージックのすすめ

巻末付録：風邪の漢方薬

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