十虎湯*(閲覧用ページ)
近年感冒の後の長引く咳・鼻づまりに対して、エキス製剤では効果が弱いため、つゆくさ医院独自で調合した煎じ薬です。
五つの生薬で構成される五虎湯に五つの生薬を加えたものが十虎湯です。
銀翹散・双黄連で解熱をした三日後くらいから咳・鼻が出始めたら十虎湯を煎じて、一日かけて飲み続けると長引かずに咳・鼻炎が治まります。
十虎湯は3〜5日ぐらいまで内服可能です。症状が落ち着いて来たら鼻づまりの場合は90 清肺湯+104 辛夷清肺湯。ひどい鼻づまりには95 五虎湯+ 104 辛夷清肺湯。咳と鼻づまり両方のときも 95 五虎湯+ 104 辛夷清肺湯。咳だけの場合は 90 清肺湯+ 95 五虎湯(痰が無ければ55 麻杏甘石湯でも可能)。
<構成生薬>
麻黄(マオウ)、桑白皮(ソウハクヒ)、貝母(バイモ)、枇杷葉(ビワヨウ)、黄今(オウゴン)、山梔子(サンシシ)、辛夷(コブシ)、杏仁(キョウニン)、炙甘草(シャカンゾウ)、石膏(セッコウ)
<内服方法>
・500mlの水に1包入れて30分フタをして煮出す。
・上記を朝夕2回に分けてお飲みください。
*お好みの量の熱湯を注いでお茶のように飲むこともできます。(煮出したものより効果は薄まります)
*副作用※については、他の漢方薬同様、吐き気やむくみなど様々な症状の可能性があります。発熱や熱感という症状の改善が見られず、副作用ばかりが目立つようであれば、内服を中止し、医師に相談するか様子をみてください。
※副作用は瞑眩と呼ばれる好転反応の可能性もあります。
*こちらの製品はパッケージが簡易版に変更となっています

