120 黄連湯*(閲覧専用ページ)
胃もたれ・胸焼け・腹満・食欲不振などの 気滞(キタイ:気の流れが悪い状態)に用いる。
<ポイント>
① 体力が中程度で、みぞおちのつかえ感があり、吐き気、食欲不振、おなかがゴロゴロ鳴って下痢がちの人に向く。
② 急性・慢性の胃腸炎、消化不良、胃下垂、下痢、軟便、二日酔い、胸やけ、口内炎など。
③ 上記のような症状は、遅い食事(18時以降の食事)によって生じるため、食事を早くするか、気滞を生じさせる白米・豆・芋、あるいは炭水化物の摂取を控える。
④ 120黄連湯は14半夏瀉心湯から熱をとる作用のあるオウゴンを除いたもので、やせ型で冷えのあるような方の胃腸の症状に良い。口内炎は熱の症状でもあるので、口内炎がないタイプの人は120黄連湯のほうが向いていることが多い。
<配合生薬>
半夏(ハンゲ)、 黄連(オウレン)、 甘草(カンゾウ)、 桂皮(ケイヒ)、 大棗(タイソウ)、 人参(ニンジン)、 乾姜(カンキョウ)
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