自律神経失調症とは
西洋医学は診断学と言っても過言ではありません。EBM(Evidence based medicine:証拠に基づく医学)と言われるように、証拠のない医療は行ってはならない。とする医学です。ところが、残念ながら、科学はこの世の中の病の法則に、対応できていない部分が無限にあることは、誰もが否定しない事実です。
そうした思想に基づく医療だけを心がけている医師が診断する診断名の中で、こう言われたら「西洋医学的には治療方法がありませんよ」という診断名がいくつもあります。「ストレスですね」「加齢ですね」といったものは、診断名以前に治療を放棄するような言葉ですが、診断名をつけるならば、「更年期障害」「自律神経失調症」などは、西洋医学的な治療がほとんどない診断名です。
検査をしても何も異常がない。ということは、西洋医学的にはエビデンスを出す研究すら始められない、つまり治療がない疾患なのです。そうした治療には、日々の自律神経を整える漢方薬が、自分自身の自己治癒力を改善する薬になるものです。